Q.AZシリーズ EtherCAT対応ドライバとオムロン株式会社製PLCの組み合わせでドライバの内部プロファイルを使って制御します。サーボオンを実行してもモーターが励磁しません。なぜですか?

A.

対象製品

AZシリーズ EtherCAT対応ドライバ :
AZD-AED、AZD-CED、AZD-KED、AZD2A-KED、AZD2B-KED、AZD3A-KED、AZD4A-KED、AZD-KRED

制御方法 : ドライバの内部プロファイルを使用(オペレーションモードPP、PV、HMモード)

PLCのモーション制御(オペレーションモードCSP、CSVモード)を使用する場合は、こちらのFAQをご確認ください。

プロファイル位置モード(PP)でモーターを励磁させるためには、コントロールワードオブジェクトを操作して、ドライバステートマシンを”Operation enable”に遷移させてください。
ドライバステートマシンの遷移は以下の手順で、順番に遷移させてください。遷移させる順番に誤りがあるとモーターは励磁しません。コントロールワードを 0 → 6 → 7 → 15の順番で設定してください。

遷移図

またドライバステートマシンを”Operation enable”に遷移させてもモーターが励磁しない場合、以下のことが考えられます。

  • ドライバの主電源が入っていない
  • 通信状態が異常(ERR LEDが赤点灯)
  • 対象となっている軸と違う軸をサーボオンしている
  • モーターケーブルの接続不良、またはケーブルが断線している
  • FREE入力がONになっている
  • アラーム状態になっている
  • 動力遮断状態になっている(AZD-□ED)
  • ドライバ動作モードの設定を「仮想モーターを使用する」に変更している
  • 当社サポートソフトMEXE02でリモート運転、またはI/Oテストを実行している
  • ※ リモート運転中およびI/Oテスト中は、EtherCAT通信からサーボオンすることはできません。

関連情報 : AZシリーズ EtherCAT対応ドライバ よくあるご質問

製品カテゴリ: αSTEP 、ネットワーク対応製品・コントローラ 、電動アクチュエータ
機種・シリーズ: AZシリーズ 、電動アクチュエータ AZシリーズ搭載
内容: 使用方法・設定方法 、異常・トラブル
FAQ No.: 588

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