5-2. 必要風量検討グラフから読み取る方法
必要風量検討グラフを使用して、必要風量を求める方法です。
必要風量検討グラフとは、5-1. 簡易計算式による計算方法の簡易計算式をグラフ化したものです。

- 熱量Q(=筺体内部の発熱量)と、許容温度上昇ΔT(=目標温度から周囲温度を引いた値)との交点Aを求めます。
- 交点Aから、横軸に対して平行に線を引き、有効放熱面積S(=筺体の有効表面積)との交点Bを求めます。
- 交点Bから、横軸に対して垂直に線を引き、必要風量Vを読み取ります。
- 必要風量Vに安全率をかけた値を、ファンモーターの必要風量(q)とします。
必要風量Vの読み取り例
筺体内部の発熱量 | QX = 450 [W] |
---|---|
筺体の有効表面積 ※ | S = 2.37 [㎡] |
許容温度上昇 | ΔT = 20 [℃] |
目標温度(装置内温度) | T1 = 45 [℃] |
---|---|
周囲温度 | T2 = 25 [℃] |
安全率 | 2 |
- ※ 筺体の仕様ではなく、5-1. 簡易計算式による計算方法での算出値を使用します。

読み取りの結果、必要風量Vは0.5 [m3/min]です。
安全率を考慮すると、ファンモーターの必要風量(q)は、1 [m3/min]となります。
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