透析装置/送液ユニットの低騒音化と信頼性向上を実現するブラシレスモーターBLHシリーズ導入事例

業種 医療、生化学分析、バイオ
工程・装置名 透析装置/送液ユニット
課題 騒音対策、発熱対策、品質向上、速度安定性

課題:騒音低減と安定した駆動で、透析患者の快適性と装置の安全性を高めたい

従来の問題点

  • 病院内において、透析装置/送液ユニットは患者の耳元に置かれることが多く、モーターの動作音が患者の快適性を損なっていた
  • うまくチューブを配置しないと、チューブと透析装置/送液ユニットのケースが干渉し、チューブが噛み込まれるリスクがあった
  • 装置スペースが限られているため、現状のモーターサイズを大きくせずに、モータートルクに余裕を持たせたい
  • 現行のモーターは許容トルクのギリギリで駆動しているために発熱が大きく、長時間の運転によって輸液への熱影響が懸念されていた

解決策:ブラシレスモーターBLHシリーズで静音性・信頼性を高め、快適な医療環境を実現

透析装置/送液ユニットの使用環境では、モーターの静音性や温度上昇への配慮が欠かせません。ブラシレスモーターBLHシリーズは、静音設計と高効率な駆動により、医療現場で求められる静粛性と信頼性を実現します。また、チューブ噛み込みなどの異常時には、ドライバから過負荷アラームが出力され、安全性向上にも貢献します。

正弦波駆動ドライバが駆動音を低減

BLHシリーズは、正弦波駆動方式を採用しており、モーター電流を滑らかに掛けることでトルクリップルが少なく、従来品に比べて低騒音化を実現しました。病院内の静かな環境でも駆動音が気にならず、患者の快適性向上に貢献します。

BLHシリーズによる低騒音イメージ

既存モーターの振動と騒音が患者に影響を及ぼす医療機器の動作イメージ。
従来モーター(他社製DCモーター)の駆動音イメージ
BLHシリーズのブラシレスモーターによりノイズと振動が大幅に低減された医療機器の稼働イメージ。
BLHシリーズによる駆動音イメージ

安定した低速運転により、確実な送液制御を実現

ブラシレスモーターはモーターからのフィードバック信号を常に監視し、設定速度と比較して印加電圧を調整しています。そのため負荷が変化しても、低速から高速まで安定した速度で回転します。BLHシリーズ(デジタル設定タイプとRS-485通信タイプ)は、80rpmの低速運転に対応しており、1rpm単位での速度設定で、確実な送液制御が実現できます。

モーター発熱の抑制で、輸液への熱影響を軽減

ブラシレスモーターはローター部に永久磁石を使用しているため、薄型で軽量・ハイパワーです。BLHシリーズは現行モーターと同じサイズながらトルク出力が大きく、発熱を抑えることが可能です。長時間の連続運転でも温度上昇を抑え、輸液への熱影響を最小限にとどめます。

発熱が少ないことで、装置内部の温度管理も容易になり、放熱設計やメンテナンスの簡略化にもつながります。

過負荷時のアラーム出力による装置の信頼性向上

ブラシレスモーターBLHシリーズには、過負荷時にアラームを出力する機能が搭載されています。これにより、チューブの噛み込みや配管の詰まりなど、負荷の変化をリアルタイムで検知可能です。過負荷などの異常  が発生した場合にはモーターを停止させ、ドライバからアラームを出力することで、装置の停止を通知できます。この機能により、装置の損傷やチューブの破損を未然に防止し、信頼性の高い運転を可能にします。

BLHシリーズによるアラーム出力イメージ

省スペースなブラシレスモーターと制御基板が接続された医療機器内部の構成イメージ。
チューブを噛み込んだ際に過負荷アラームを出力

提案製品:ブラシレスモーターBLHシリーズ(30W)+平行軸ギヤ+デジタル設定タイプドライバ 

ブラシレスモーターBLHシリーズ(30W)+平行軸ギヤ+デジタル設定タイプドライバの製品写真

モーター出力軸タイプ

  • 平行軸ギヤヘッドGFSギヤ
  • 中空軸フラットギヤヘッドFRギヤ
  • 丸シャフトタイプ

ドライバタイプ

  • アナログ設定タイプ
  • デジタル設定タイプ
  • RS-485通信タイプ

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