2-4. ブラシレスモーターの特徴「幅広い速度制御範囲・フラットトルク」

2-4-1 インバータの回転速度-トルク特性

インバータの回転速度-トルク特性について説明します。
縦軸がトルク、横軸が回転速度となっています。

【測定データ】
三相インダクションモーター + 汎用インバータ(パラメータ出荷時状態)
測定周波数:6Hz、10Hz、20Hz、30Hz、40Hz、50Hz、60Hz

インバータ使用時のご注意

  • 使用するインバータにより特性は異なります。
  • 出荷時状態で使用すると、低速でトルクダウンします。
  • モーターの温度上昇が不明なため、連続運転で使用可能なトルク値が不明です。
  • ※ モーターケース表面温度 約90℃以下で連続運転可能

2-4-2 ブラシレスモーターの回転速度-トルク特性

ブラシレスモーターの回転速度-トルク特性について説明します。
縦軸はトルク、横軸は回転速度となっています。
ブラシレスモーターは一般的なDCモーターと同様に印加電圧に応じて最⾼速度が変化します。
印加電圧の制御方式にPWM制御を用いる事で、幅広い電圧を制御することができ、高速域まで駆動する事が可能となっています。
また、低速域もホールICによる速度フィードバックにより、安定した速度を維持することができます。
モーターの温度上昇を考慮し連続使用が可能な「連続運転領域」と、加減速時の応答性を良くするための「短時間運転領域」があります。

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