電動アクチュエータEASシリーズ・EACシリーズ
位置決め機能内蔵タイプ
位置決め機能内蔵タイプの接続方法
お客様の運転システムにあわせて、以下の制御方法の選択が可能です。
詳細はこちらをご覧ください。
I/O
ドライバに位置決めユニット(パルス発振器)の機能を内蔵しているため、スイッチボックスまたはPLCと直結して、I/Oによる運転システムを構成できます。PLC側に位置決めユニットが不要になるため、省スペース・システムの簡素化を実現します。
Modbus(RTU)/RS-485
RS-485通信で、運転データやパラメータの設定、運転指令の入力をおこなえます。
シリアル通信ユニット1台に対して、ドライバを最大31台まで接続可能です。また、複数軸の同時スタートを可能にする機能を持っています。プロトコルはModbus(RTU)に対応しており、パネルコンピュータやパソコンなどに接続できます。
FAネットワーク
ネットワークコンバータ(別売)を使用することにより、CC-Link通信やMECHATROLINK通信、EtherCAT通信に対応できます。各種通信で運転データやパラメータの設定、運転指令の入力が可能。
ご使用のネットワークに柔軟に対応できるため、設計時間の短縮を実現します。
● 複数軸使用時の上位マスタ負担軽減、ローコスト化
● スレーブを統一しながら、各種ネットワークに対応
● スレーブ間でのグループ送信機能も対応可能
■ CC-Link Ver.1.1対応 : 最大12軸
■ MECHATROLINK、EtherCAT対応 : 最大16軸
さまざまな運転データ・機能を搭載
アクチュエータの運転に必要な情報をドライバに持たせるため、上位PLCの負担が軽減します。複数軸制御の場合のシステム構成がシンプルになります。
サポートソフト、データ設定器(別売)もしくはRS-485通信による設定となります。
※OPX-2AはARシリーズ搭載のみ使用可能です。
運転の種類 (ARシリーズ搭載の場合)
位置決め機能内蔵タイプは、アクチュエータの運転速度や移動量を運転データで設定し、選択した運転データにしたがって、運転をおこないます。運転の種類は4パターンです。
主な機能 (ARシリーズ搭載の場合)
機能
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内容
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モーター部分解能設定機能※1
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機械的な減速機構なしに、ドライバでモーター部の分解能を変えることができます。
100~10000[P/R]の間で任意に設定できます。 分解能変更を反映した電動スライダ/シリンダの最小移動量の求め方 |
グループ送信機能
(RS-485通信またはネットワークコンバータ経由) |
RS-485通信で接続した複数軸でグループを構成し、グループ単位で指令を送信することができます。
複数軸の同時スタートや同一動作も可能です。 |
ハードウェア
オーバートラベル |
機械的リミットセンサを超えたときに、電動スライダ/シリンダを停止させる機能です。
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ソフトウェア
オーバートラベル |
ソフト的に設定したリミット値を超えたときに、電動スライダ/シリンダを停止させる機能です。
パラメータで移動範囲の上下を設定して、パラメータを「有効」に設定すると、ソフトウェアリミットを超えたときにモーターを停止させることができます。 |
STOP入力
(外部停止) |
異常時などに運転を強制的に停止させる機能です。
停止方法は、瞬時停止、減速停止、カレントオフ(電動スライダ/シリンダの保持力オフ)が選択できます。
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アラームコード出力
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発生中のアラームコードを出力できます。
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アラーム履歴
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電源を落としても、過去に発生したアラームを10件まで記憶。
トラブルシューティングに利用できます。 |
速度フィルタ
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起動停止時の動きを滑らかにしたり、加速から一定速度運転に切り替わる時の振動を低減するなどの目的で使用します。
急な運転指令の変化に対しても、電動スライダ/シリンダの速度変化が大きくならないように制御する機能です。 |
ティーチング機能※1
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ティーチングができます。
ワークを目的の位置まで移動し、そのときの位置データを位置決めデータとして記憶します。 |
I/Oモニタ※1
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入出力信号のON/OFF状態を確認できます。
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波形モニタ※2
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運転速度や入出力信号の状態を、波形で確認できます。
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- ※1
- サポートソフト(MEXE02)、別売りのデータ設定器(OPX-2A)または、各種の通信でおこなえます。
- ※2
- サポートソフト(MEXE02)でおこなえます。