【内製事例】内製スカラロボット+圧入機

内製化によって実現した小型・省スペースのスカラロボットの事例です。
手作業の製造工程を自動化したい要望に対して、スペースの都合で産業用ロボットが導入できず内製した事例をご紹介します。
課題
- 複数のロボットを連携する必要がある
- 市販ロボットではサイズが大きく、設置スペースが十分にない
解決策
市販ロボットと内製ロボットを連携させる
移載・ピックアップ・圧入工程を複数のロボットで連携
手作業でのピン圧入を自動化した事例
ピンを治具にセットし、さらにワークに圧入するという工程を自動化しました。これらの動作を限られたスペースで実現しなければならなかったため、内製ロボットで対応しました。
水平多関節ロボットは、パーツフィーダから圧入機に部品を受け渡す工程に利用しています。限られたスペースでの移載となり、高さを抑える必要がありました。内製であれば、ロボットの高さも自由に調整可能。低床タイプのロボットを設計できます。
圧入機はベルト・プーリーにボールネジを組み付けた構成です。動力源としてAZシリーズを搭載しています。今回の事例ではフレームも圧入するピンも小型で繊細だったため、圧入直前までは速度を上げ、圧入する瞬間から低速に落とす必要がありました。エアを用いた圧入機の場合は、メカ端や押し当て位置にセンサをつけて制御する場合がほとんどです。AZシリーズでは、センサなしで運転ごとに速度を調整するプログラムを簡単に組めるため、センサの信号を取り込んで別制御する必要がありません。センサの組み付けも不要なので、装置立ち上げのスピードアップに貢献します。
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