【内製ロボット導入手順】STEP1. ロボットの仕様決定
実現したい動きの確認
社内設備では、工程間のワーク搬送を自動化するためにロボットを導入しました。ロボットに求める仕様、要件をご紹介します。
ロボット導入の目的

既存ライン | 目指す姿 | |
---|---|---|
標準サイクルタイム | 25秒/台 | 25秒/台 |
ライン内作業人数 (配膳を除く) |
2人 | 0人 2人の省人化 |
内製ロボットに求める仕様、要件

必要な動き
- ワーク把持
- 搬出・搬入
- 垂直移動による脱着
動きの条件
搬送物(ワーク)の重量 | 最大500g |
---|---|
必要なリーチ長さ | 最大500mm |
移動時間 | 人の作業時間と同等以下の時間で作業完了 |
ロボットタイプの決定
必要な動きやロボット導入の制限事項を考慮し、適したロボットタイプを選択する必要があります。社内設備に水平多関節ロボットを導入する上で検討したポイントをご紹介します。
各ロボットの特徴・使い分け
垂直多関節ロボット ![]() |
水平多関節ロボット ![]() |
直交ロボット ![]() |
|
---|---|---|---|
可動範囲 | 広い | 狭い 直交ロボットと比較するとY軸方向の可動範囲は広い |
狭い |
設置面積 | 狭い | 広い | |
位置決め精度 | 精度が出しにくい | 精度が出しやすい | |
剛性 | 低い | 高い | |
速度 | 遅い | 速い | 速い |
対応可能な ワークの大きさ |
大〜小 | 小 | 大〜小 |
ロボットタイプを検討する上での検討ポイント
選定要件 | 希望 | 垂直多関節 ロボット |
水平多関節 ロボット |
直交 ロボット |
---|---|---|---|---|
設置面積 | 限られたスペース内に 導入したい |
◯ | ◯ | △ |
可動範囲 | 設備入口に高さ制限あり | ◯ | ◯ | ◯ |
ロボットに 求める動き |
脱着・搬送 (ひねり動作必要なし) |
◯ オーバースペック |
◯ | ◯ |
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