テクニカルレポート RENGA
RKⅡシリーズ小型直交軸
FCギヤードタイプの開発
2014年10月16日時点の情報です。
オリエンタルモーターでは初となる、ステッピングモーター用の小型直交軸FCギヤードタイプを開発しました。従来より、省スペースを切り口に、ステッピングモーターと組み合わせることができる小型のギヤヘッドの要望がありましたが、これまで実現できずにいました。このたび、コア技術となるギヤ要素「フェースギヤ」の開発により、従来では不可能であった小型直交軸ギヤヘッドが実現可能となりました。平行軸であるTSギヤードタイプをはじめとする従来のラインアップに、直交軸であるFCギヤードタイプが加わることで、装置設計の自由度が向上し、装置の小型化が図れます。
FCギヤードタイプの構造及び特徴について説明します。

- 1. はじめに
- 2.直交軸ギヤヘッドとは
- 2.1.直交軸ギヤヘッドの利点
- 2.2.直交軸ギヤの種類
- 2.3.フェースギヤの特徴
- 3.フェースギヤ
- 3.1.フェースギヤの設計
- 3.2.歯面修整
- 4.製品の特徴
- 4.1.FCギヤードタイプの構造
- 4.2.TSギヤードタイプとの比較
- 5.まとめ
ここでは、「1. はじめに」の内容のみを掲載しています。
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1. はじめに
近年、一般産業用機械・装置に使用するモーターとして、高トルク、高精度のほかに省スペースを切り口とした直交軸ギヤードタイプの要望が高まっています。負荷軸に対してモーターを直角に配置できるため、設備からの飛び出しを抑え、省スペース化に貢献します。ここではコア技術となるギヤ要素「フェースギヤ」の特徴について解説するとともに、5相ステッピングモーターRKⅡシリーズと組み合わせた「FCギヤードタイプ」について紹介します(図1参照)。
図1 RKⅡシリーズ FCギヤードタイプ
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